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2020年08月12日

使い捨てプラスティックには課税すべき? その是非を巡る議論が米国で活発化


カリフォルニア州による「カリフォルニア州リサイクリングおよびプラスティック汚染削減法(California Recycling andPlasticPollution Reduction Act)」の法案では、使い捨てプラスティックに1セント(約1円)の税金をかけることが提案されている。法制化が実現すれば、プラスティック容器やポテトチップスの袋など、リサイクルも堆肥化もできない包装材を使っている製造業者は新たな税を支払うことになる。


法案の背後にいるのは廃棄物の収集を請け負う民間企業Recologyで、環境保護団体のザ・ネイチャー・コンサーヴァンシーなどと共同で、370万ドル(約3億9,000万円)を費やして議会提出に向けたキャンペーンを進める。昨年11月には州議会への提出に必要な数の署名がほぼ集まっていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のため予定が遅れ、現在は22年の投票を目指して活動を続けている。

プラスティックの再利用を促す取り組み

課税の目的は、食品や日用品などのメーカーの容器への使い捨てプラスティックの利用を割高にすることだ。税収は年間数十億ドル規模になる見通しで、ごみの削減やリサイクル関連の補助金などに振り向ける。最近の原油価格の下落によりヴァージン・プラスティック(リサイクル素材を使わないプラスティック)の価格が下がっており、再生プラスティックは価格面での競争力を失って苦戦を強いられている。


また、税収の半分はリサイクルや堆肥化のためのインフラ整備に投じる計画だ。家庭からのリサイクルごみ収集プログラムや、回収したプラスティックを再利用可能なかたちに加工する業者などが補助の対象となるだろう。

使い捨てプラスティックへの課税により、理論上は再生プラスティックの競争力を高めることが可能になる。Recologyのヴァイスプレジデントのエリック・ポタシュナーは、「ヴァージン・プラスティックではなく再生プラスティックを使うことは、メーカーにとって経済的には合理的な選択ではありません。ですから、補助金を給付することで方程式のバランスをとろうとしているのです」と説明する。

posted by Mark at 23:42| Comment(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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